0533-83-1182
診療時間
9:00~12:00、14:00~19:00
土曜午後は17:00までの診療
休診日
日曜・木曜・祝日

PERIODONTAL 歯周病治療

歯周病とは

自覚症状の少ない歯周病

歯周病の細菌の塊(プラーク)が原因で生じる炎症性の疾患です。プラーク1mgの中には1億個の細菌がいると言われていて、口腔内に磨き残しなどがあるとどんどん増殖を始めます。最初は歯茎に炎症を起こす程度ですが、徐々に歯と歯茎の間の歯周ポケットの奥深くへと侵入。気づかないうちに歯槽骨を溶かしてしまうのです。気づいた時には、大切な歯を失う結果に繋がりかねません。成人の80%以上の人が歯周病に罹患していると言われているので、ぜひ自覚症状がない内から歯科医院でお口の中をチェックするようにしましょう。

歯周病の進行と症状

  1. 歯肉炎

    歯垢が口腔内に溜まると細菌の影響で歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れるようになります。歯と歯ぐきの間には約2~3mmのすき間(歯周ポケット)が形成されます。

  2. 軽度歯周炎

    歯肉炎が悪化すると歯周ポケットが深くなります。汚れや細菌も溜まりやすい状態です。歯周病菌の影響により歯槽骨が溶け始めます。

  3. 中等度歯周炎

    歯槽骨が半分程度溶けて、指で歯を押すとグラグラと動くようになります。歯ぐきの炎症や出血も悪化し、口臭も引き起こすのが特徴です。歯根膜がダメージを受けている場合は、歯が浮いたような感覚も症状として現れます。

  4. 重度歯周炎

    歯槽骨のほとんどが失われ、歯を支えること自体が難しい状態です。歯根部分に膿が溜まっているため、歯ぐきを押すと漏れ出すときもあります。最終的に歯が抜け落ちるリスクもあります。

歯周病の治療方法

歯周病治療の流れ

  1. Flow01

    歯周病の精密検査

    歯周病の程度を把握し、診断に必要な資料を揃えます。歯周ポケットの深さや出血具合をはかったり、レントゲンを撮影します。

  2. Flow02

    診断

    精密検査の結果をもとに、歯周病の状況をご説明します。どれぐらい進行しているかによって治療方法や治療期間も変わります。ご不明点があればいつでもご相談ください。

  3. Flow03

    歯磨き指導

    歯周病治療において大事な治療方法の一つがブラッシングです。日々のブラッシングの精度を高めることが、治療結果を左右するため、一人ひとりに合わせてわかりやすくアドバイスいたします。

  4. Flow04

    スケーリング

    歯茎の上に付着している歯垢(プラーク)と歯石を取り除く処置です。スケーリングによって、口腔内の細菌数が現状すれば炎症を抑える効果が期待できます。

  5. Flow05

    再精密検査

    日々の歯磨きとスケーリングを繰り返し、一定のタイミングで再度精密検査を行います。そのうえで歯周病の改善が見られれば、メインテナンスに移行します。改善が難しい場合は別の治療を検討するのが基本的な流れです。

  6. Flow06

    SRP

    再精密検査の結果、問題が改善されない時は、歯茎の下のプラーク除去と歯石除去の治療にうつります。

治療回数は歯周病の進行具合によって変化します。
軽度の方であっても通院いただく必要があります。

重度の歯周病は外科処置が必要に

初期の歯周病を放置すると、徐々に「口臭が強くなる」「歯を触るとグラグラする」などの症状が出てきます。これが重度歯周炎の兆候です。重度歯周病は、ブラッシングやスケーリングだけでは症状が改善しないこともあります。その際当クリニックでは、歯茎を切開し、深く入り込んだ歯垢や歯石を取り除く治療をご提案可能です。また特殊な薬剤を充填して、歯槽骨の再生を促すこともあります。

早期発見・早期治療がポイント

歯周病は悪化すればするほど、治療の選択肢が限られてきます。厄介なことに、違和感に気づいてから来院された場合、多くの患者様は歯周病がかなり進行しています。そのため、大切なのは、お口に違和感を覚える前に歯科医院に相談することです。定期的に歯科医院に通い続ければ、初期段階でお口のトラブルに対応できる可能性が高まります。

ページトップへ